<オープン戦:楽天1-2日本ハム>◇12日◇松山

 楽天牧田明久外野手(30)の1発は、田淵前ヘッドの“忘れ形見”だった。0-2の8回先頭、日本ハム大塚の直球に反応。体をくるりと回すと、ボールは左翼席へ消えた。「しっかり打つことができましたね」と笑顔で話した。

 すり足打法に変えた。昨季は左足を上げ踏み込んでいたが、9日のヤクルト戦でひらめいた。館山からファウルを打った時に「これだ」。それまでは、足を振り上げることで「左肩が上がって」押し込みが弱くなっていた。すり足にすることで骨盤が水平を保ち、軸の右足にためた力をボールにぶつけられる。昨季までヘッドコーチを務めた田淵コーチの“骨盤打法”では?

 そう聞かれた牧田は「ホントっすね!」。本人も納得の1発となった。

 ジョーンズが加わり外野手争いは激しくなった。星野監督は「薄皮むけたな」と手放しでは褒めなかったが、このままなら「なんとか開幕スタメンに」という願いがかなう公算は大きい。【古川真弥】