日本ハムのドラフト1位ルーキー大谷翔平投手(18=花巻東)が12日、投手と打者の「二刀流」本格デビューが決まっている21日楽天戦(東京ドーム)へ向けて、思わず「不安」の2文字を口にした。この日、右肩甲骨付近に張りが残っていたことから、予定されていたブルペン入りを今日13日に延期。野手としての調整に専念し、イースタン教育リーグ・DeNA戦(鎌ケ谷)では4打数1安打と3戦連続安打を放った。
18歳の本音が、少しだけ見えた。21日楽天とのオープン戦で、投手と打者の2役をこなす「二刀流」デビューが正式決定した大谷は「2つをやる中で、どこまで出来るのか不安は不安ですけど、楽しみでもあります」と、言葉を選びながら複雑な胸の内を明かした。
当日は右翼守備にも就く予定だが、3月に入ってからは出場全5試合で、1度も守備に就いていない。投球練習の日はアイシング治療などを行うため、指名打者での出場に限られてきた。1軍の試合に出られる喜びと、打って、守って、投げるという役割を、1試合の中でまっとうしなければならないという不安。「打ってから投げるのか、投げてから打つのか。順番は分からないけど、どちらかが終わった後で、気を抜かないようにしていきたいです」。不安を打ち消すためにも、集中力を研ぎ澄ませて“二刀流テスト”に臨むつもりだ。
10日に投手として鮮烈な実戦デビューを果たしたばかり。完全休養日から一夜明けたこの日も、右肩甲骨付近に張りが残っていたことから、当初予定されていたブルペンでの投球練習を今日13日に延ばした。「試合で久々に投げたので…。もう、大丈夫です」。万全の状態でブルペン入りし、2度目の実戦登板となる14日の教育リーグ・楽天戦(鎌ケ谷)へ備えることになった。
ブルペン入りこそ見送ったが、午後からは「3番DH」で教育リーグのDeNA戦に出場し、4回に右前打。同リーグでは3戦連続安打となり、打撃は好調を維持しているが「ちょっと詰まっていたし、スイングとのズレがあるのかもしれません」と満足はしていない。「二刀流」デビューへ、いよいよカウントダウンに入った。【中島宙恵】



