日刊スポーツのニュースサイト、ニッカンスポーツ・コムです。


  1. 野球
  2. ニュース

野球ニュースのRSS

ヤクルト3年目川崎「左キラー」に名乗り

7回表無死一塁、左越え本塁打を放ち生還した川崎(右)は飯田コーチと笑顔でタッチ
7回表無死一塁、左越え本塁打を放ち生還した川崎(右)は飯田コーチと笑顔でタッチ

<オープン戦:阪神6-4ヤクルト>◇12日◇甲子園

 ヤクルトの元スーパー店員が、「左キラー」に名乗りを上げた。3年目川崎成晃外野手(26)が3点を追う7回に代打で登場し、左腕島本の内角直球を左翼席へ運んだ。「高校時代に来られなかった憧れの球場」という甲子園初打席での1号2ランを「結構真芯でした」と笑顔で振り返った。

 社会人時代は、青果売り場に立っていた。午前はスーパー「鮮ど市場」で野菜を販売し、午後からは熊本ゴールデンラークスで練習してプロ入りした。

 だが、2年目で右肘内側側副靱帯(じんたい)再建手術。1年をリハビリに費やし、1軍の打席に立つことなく3年目を迎えた。「苦労はしてきました。今年頑張らないと最後だって気持ちです」。売り場に立って夢を追ったあの頃のように、がむしゃらでいる。

 だからこそ、チャンスは逃さない。9日の楽天戦では1軍合流即スタメンの1打席目で辛島から左翼フェンス直撃の適時二塁打。そしてこの日と「得意な方だと思います」という左腕打ちを、立て続けに決めた。主砲バレンティンが前日11日のキューバ戦で負傷した翌日に出た、若手のアピール弾。小川監督も「左投手にいい内容の打撃ができている。次も左の時にチャンスがあるんじゃないか」とほおを緩めた。

 それでも川崎は「開幕1軍に残れるよう頑張るだけです」と浮かれずに締めた。まずは「左殺し」で名を上げ、激しい競争に食らいついていく。【浜本卓也】

 ◆川崎成晃(かわさき・なりあき)1986年(昭61)3月30日、鹿児島生まれ。鹿児島商から福岡大、熊本ゴールデンラークスを経て10年ドラフト6位でヤクルト入団。右投げ右打ちの外野手で、50メートル走が5秒9と足も速い。家族は夫人。182センチ、85キロ。血液型B。

 [2013年3月13日8時10分 紙面から]

PR情報






日刊スポーツ購読申し込み 日刊スポーツ映画大賞