現在2軍で調整する日本ハムのドラフト1位、大谷翔平投手(18=花巻東)が、16日から開幕1軍を懸けてオープン戦に同行することになった。13日、イースタン教育リーグ西武戦(鎌ケ谷)に「3番・DH」で出場し、今日14日には同楽天戦(鎌ケ谷)で実戦2度目のマウンドに上がって1イニングを投げる予定。16日からは関東で1軍のオープン戦5試合が組まれており、開幕切符を手にするための“5番勝負”に臨む。
29日の開幕まで、約2週間。二刀流選手の開幕ベンチ入りが、少しずつ現実味を帯びてきた。日本ハム大谷が、16日から1軍に同行し、これまでの成果を評価されることになった。21日には1試合の中で2役をこなす二刀流デビューが決定済み。状況によってはイースタン教育リーグ参戦に変更の可能性もあるが、関東で行われるオープン戦最大5試合の結果次第では、開幕1軍が見えてくる。
新人選手にとって、開幕切符はプロ生活を始めるにあたって、最初の大きな目標となる。現在2軍主体の教育リーグで実戦をこなしている大谷だが、投手としては初登板で152キロ、打者としては教育リーグ4試合で打率3割5分7厘と、さっそく非凡な才能を発揮。本人は「次の登板や打席で結果を残すことしか考えていないです。そこで結果を残せば、また(1軍に)呼んでもらえると思うので」と謙虚だが「野手としてはすでに1軍レベル」との声は多く、栗山監督は「みんなが納得する形になるかどうか」と含みを持った発言をしている。
13日には「3番・DH」で先発出場し、2打数無安打に終わった。教育リーグでの連続試合安打は3で途切れたが、2つの四球を選び出塁。22歳上の西武西口との勝負では、変化球攻めで見逃し三振を喫し「2ストライクから、しっかりコーナーを突いてきた」と、打者として出場しながらも、投手大谷として学ぶべきことも多かった。
試合前にはブルペンで35球を投げ込み、実戦2度目の登板となる今日14日の教育リーグ楽天戦(鎌ケ谷)へ向けた調整を完了。救援として1イニングを投げる予定だ。「1軍でしっかり活躍できる実力をつける。今は、その段階。(与えられた出場機会の)1回1回に集中して、やっていきたいと思っています」。開幕1軍を試される“5番勝負”を前に、まずは今日14日の教育リーグ最終戦を、快投で締めくくる。【中島宙恵】



