<オープン戦:オリックス2-6ソフトバンク>◇13日◇京セラドーム大阪

 左斬りもOK!

 ソフトバンクのドラフト6位、山中浩史投手(27=ホンダ熊本)がオリックス戦でオープン戦2度目の先発。5回3安打2失点と好投した。右下手投げの変則右腕は課題だった左打者を10打数無安打と封じ込み、さらに開幕ローテへと前進した。

 またハードルを越えた。初回は坂口、深江と連続三振でスタートを切った。後藤は107キロのカーブでタイミングを外して二飛。左打者3人を封じる最高の立ち上がり。2回に2失点も、他のイニングはパーフェクト投球。結局、左打者を10打数無安打と完璧に抑え込んだ。奪った5三振のうち、4つが左からだった。

 「(失点後に)ズルズル行かなかったのが良かった。左に打たれなかったのも良かった」。中継ぎだった初登板を含め、過去2試合は右打者に10打数1安打。一方、左打者には12打数4安打と打ち込まれていた。球の軌道が見やすく、左封じが課題の1つだった。

 失点直後に捕手細川から「試合は流れだから気にせずにやれ」と言われ、スイッチを再点火した。最速は125キロで90キロ台も駆使。4回のバルディリスに対しては初球から3球続けてスローボールを投じた。「怖くないですよ。打たれたら打たれたでしょうがないですから」。度胸も満点。のらりくらりと予定の自己最長5回を完了した。

 71球を投げたが、「まだいけるという感じ」とスタミナも問題なし。走者を出してからの投球など、今後の課題も残ったが、「持っているものを出し切りたい。(先発枠を)取りたい」と意欲十分だった。【大池和幸】