<ソフトバンク1-9楽天>◇3月31日◇ヤフオクドーム

 今年はやるぜ~!!

 投打のかみ合った楽天がソフトバンクに大勝した。新外国人のケーシー・マギー内野手(30)が、先制適時打を含む2安打3打点と活躍するなど13安打で9点を奪った。先発の美馬学投手(26)は8回5安打無失点と好投した。昨年は開幕3連敗を喫したが、今年は強敵相手に2勝1敗と勝ち越し。明日2日の本拠地開幕に向けて弾みをつけた。

 バーン、バーン、バーン!

 昨年、主将松井が浸透させたポーズが何度も決まる。まずは2回、無死二塁からマギーが来日初打点となる先制適時打。「興奮しすぎた」と振り返る待望の初打点に、ベンチのボルテージも一気に上昇。5回にもマギーが走者一掃の2点適時打を放って突き放すと、さらに盛り上がった。田代打撃コーチと平石打撃コーチ補佐のハイタッチに始まり、佐野周平通訳までこん身のガッツポーズ。全員がひとつの輪になった。

 8回にはアンドリュー・ジョーンズ外野手(35)も左中間へ適時二塁打を放った。両外国人の活躍で勢いづいた打線は13安打9得点と火を噴いた。強敵ソフトバンクを蹴散らし、星野監督は「あの2人(ジョーンズ、マギー)がキーポイント。よくはじき返してくれた。若いやつもチャンスを作ってくれている」。普段は厳しい口調の闘将も、仏の顔で?

 選手を褒めた。

 4番が決まらなかった昨年とはひと味違う。今季はジョーンズが不動。長打もある上に、実は選球眼がいい。開幕3試合で出塁率は5割3分9厘。「自分は走者をかえすのが仕事だけど、打てる球を待つ。それが来なければ、しっかり四球を選びたい」とチームプレーに徹している。田代打撃コーチも「(四球が多いのは)大きいよね。だから5番、6番が大事になる」とニヤリ。続く5番牧田がつなぐ、6番マギーがかえす、という理想的な攻撃ができている。

 この打線があれば下馬評なんて関係ない。開幕前、ソフトバンク優勝が大方の予想だったが、2勝1敗と勝ち越した。星野監督は「評判のいいチームに勝ち越せたのは、本当に選手が素晴らしいから。昨日、今日とよくやっつけてくれた」と目を細めたが、「でも今日で終わり」と切り替えた。明日2日から本拠地仙台で6連戦。初戦はエース田中が先発する。一気に勢いをつける。【斎藤庸裕】