4番良太は不動!
阪神新井良太内野手(29)が、地元開幕試合となる今日2日中日戦(京セラドーム大阪)での必勝を誓った。初めて4番で迎えた開幕3連戦は13打数2安打に終わったが、和田豊監督(50)は4番良太ら打率1割台に沈むクリーンアップ継続を示唆。2戦連続完封負けのモヤモヤを吹き飛ばせるかは、4番のバットにかかっている。
17安打9得点した開幕戦から、2戦連続完封負け。浮き沈みの激しいヤクルト3連戦を終えたが、和田監督に動揺の色は一切見えなかった。打順組み替えの可能性を問われると「悲壮感はないで」と笑い飛ばした。13年版打線に確かな自信がある証拠だ。
まだ3試合とはいえ、新クリーンアップの沈黙は少し気がかりでもある。3番鳥谷は11打数2安打、4番新井良は13打数2安打、5番福留は12打数2安打。3人で計36打数6安打の打率1割6分7厘、わずか3打点。それでも指揮官の4番良太に対する信頼は揺るぎない。「技術うんぬんじゃないからね。そうなる(状態が上がる)と信じている」と言い切った。
2戦連続完封負けの相手先発は軟投派の石川と八木。指揮官の分析は「この2試合は硬かったね。開幕で気持ちが行っているところで、ああいう(軟投派)タイプが来たから」。気合の空回りを貧打要因ととらえており、関西凱旋(がいせん)後もそのまま開幕オーダーを送り出す方向だ。
今日2日からは京セラドーム大阪で中日と3連戦を戦う。昨季は7勝16敗1分けと圧倒され、チーム打率2割2分4厘、3本塁打と打ち崩せなかった難敵との対戦。キーマンはもちろん、4番良太になる。「中日どうこうというより、どこが相手でも勝ちたい。京セラ1戦目なんで、なんとか勝ちたい」。落ち着いた表情で必勝を誓った。
開幕3連戦はいい当たりが野手の正面を突く場面も目立った。ルーキー藤浪がプロ初登板した3戦目はいきなり先頭打者で失策を記録している。10年まで所属した古巣中日は昨季、打率2割4分1厘と抑え込まれセ・リーグ球団で唯一1発を放てなかった相手。あらゆる雪辱に燃えている。
「状態が良くて、打球が正面に行くというのは一番危ない。なんらかの欠陥があるので、しっかり準備したい。いい形で打っていれば、グシャッとなっていてもヒットになりますから。ただ、やってきたことはブレないようにしたい」
初の開幕4番スタート。「4番だからって、何も変わらない。初打席はしびれるモノがあったけど、特に変わらないよ」。今は打順にかかわらず、指揮官の期待に応えたいという思いが強い。【佐井陽介】




