代打じゃ足りん!

 阪神新井貴浩内野手(36)は1日、休日返上で約2時間打ち込んだ。甲子園クラブハウスを訪れ、室内練習場にこもった。「しっかり準備するだけだから」。黙々と快音を響かせ、今日2日からの中日戦に備えた。

 オフは右肩痛のリハビリに励み、開幕1軍に滑り込んだ。ただ一塁には4番の弟良太、三塁には新助っ人コンラッドがおり、当面は「右の代打」としてチャンスを待つ立場。再びスタメンに返り咲くため、1分1秒も無駄にはできない。

 開幕ヤクルト3連戦は、3打数1安打1打点。開幕戦の29日は右翼線適時二塁打で貴重な追加点をたたき出し、チームを大勝に導いた。とはいえ、主砲に課せられるハードルは高い。「1本打っただけじゃね…」。虎視眈々(たんたん)と先発復帰を狙う。