巨人は5日、高橋由伸外野手(38)の診察結果を左ふくらはぎ肉離れと発表した。4日のDeNA2回戦(横浜)走塁中に痛めた。その後、都内の病院で診断されたもの。この日、出場選手登録を抹消された。

 治療と報告のため午後3時半ごろに東京ドームに姿を見せた高橋由は松葉づえ姿。「何もできない状態。初めての場所なんで…」と戸惑い気味に話した。今後は都内で治療とリハビリを行う。復帰までは3カ月以上を要するとみられる。

 開幕直前に亡くなった萩原宏久氏(享年68)が、チーフトレーナー時代、よく面倒を見てもらった。「柔らかい、いい筋肉をしている」と褒められたのが、高橋由の記憶にも残っていた。「筋肉系のケガをしたことがなかった。柔らかい筋肉のおかげなのかなと」。初めての筋肉系のケガは、重くのしかかった。

 ふくらはぎは肉離れの中でも再発しやすい場所とされる。今後は細心のケアが必要。原監督は「まだ歩けないでしょう。10日間で戻ってほしいけど、それは無理な話。1日でも早く帰ってきてほしい。まずはしっかり治療。そこからでしょうね」と、リハビリ生活に入るベテランを励ました。