阪神ドラフト1位の藤浪晋太郎投手(18)が今日7日の広島戦(マツダスタジアム)で中継ぎ待機する。もともと先発予定の試合だったが、6日の同戦が雨天中止となったため、状態のいい岩田のスライド先発が決定。同時に黄金ルーキーをブルペンで待機させることを首脳陣が明かした。

 中西投手コーチ

 間隔が空くことが怖いからな。展開によるけど、投げさせたい。(先発の次の)1番手で行かせる。

 藤浪はここまでオープン戦、練習試合も含めて全ての実戦登板で先発してきた。ここにきての突然の中継ぎ指令は、先発ローテーションとして回転する中の一環で、ここまでリズムよく守ってきた登板間隔を崩すことを避けたいという狙いがある。不慣れな場面での登板になるが、大阪桐蔭3年のセンバツ準々決勝・浦和学院戦では1点ビハインドの6回から登板し、4回1失点で逆転勝利を呼び込んだ経験もある。

 藤浪はあくまで先発登板を見据えての調整を継続。この日もこれまでの先発登板前日同様、ブルペン入り。約40球を投じ、感覚を確かめた。「準備はしています。先発の時と調整は同じです」と、落ち着いた表情だった。

 この日は中止になったが、前日5日には6人のリリーフ全員が登板した。守護神久保は4回を投げ、今日は登板を回避する。藤浪は岩田からバトンを受けるロングリリーフとして登板予定。疲弊している中継ぎ陣を助ける意味でも、重要なマウンドになる。晋ちゃんが天のいたずらで得た機会に、新境地を見せる。【山本大地】

 ◆藤浪の救援登板VTR

 藤浪は、大阪桐蔭時代、甲子園で1度だけリリーフ登板している。センバツ準々決勝の浦和学院戦で、1点を追う6回からマウンドに。7回には3連打で招いた無死満塁のピンチを3者三振で切り抜けた。8回には味方の失策も絡み1点を失ったが、4イニングを1失点。6安打を浴びながら、6奪三振の力投で9回に味方打線が奮起し逆転。劇的な勝利を呼び込む投球だった。