<DeNA4-1中日>◇19日◇横浜
守道竜が泣きっ面の連勝ストップだ。10回、山井が元主砲のブランコにサヨナラ3ランを被弾。開幕戦のV打に続く屈辱を浴びたばかりか、右翼のレギュラー松井佑介外野手(25)が左脇腹を負傷。20日に出場選手登録を抹消され、長期離脱の可能性も出てきた。さらにこの日は同じ外野手の野本圭外野手(28)も(ろっこつ)骨折の診断を受けるなど、1月から守道竜を襲う厄災&故障の負の連鎖が止まらない。高木守道監督(71)も頭を抱えてしょんぼりだ。
高木監督は三塁ベンチで腕組みしたまま動けなかった。サヨナラの1発は、これでもかと左翼上段まで飛ばされた。それも昨年までの主砲、ブランコにやられた。因縁の開幕戦の決勝打に続く強烈な恩返し。打たれたのも、開幕戦と同じ山井だった。1度ならず2度までも屈辱的な負けを食らった。「寒い寒い。何も話しとうないわ」。監督の両肩はがっくり落ちた。
10回1死二塁のピンチで投入した右腕が誤算だった。多村を四球で歩かせた時点でヤバイ空気が漂ったが、ブランコへの真っすぐは魅入られたように甘く入った。「あかんな、やっぱり。自信がないから打者と勝負できとらん」。不調で10日間降格させ、18日に再昇格させたばかりだが本調子には遠い内容。浅尾も不在で登板過多の救援陣はますます火の車だ。だがショックな負けに追い打ちをかける故障まで発生していた。
右翼のレギュラーをつかんだ成長株、松井佑の戦線離脱だ。遊ゴロに倒れた2回第1打席のスイングで左脇腹を負傷。何とかその裏の守備に就いたが、先頭中村のファウルを追った際に悪化した。3回裏から交代し、試合中に帰名。20日に登録を抹消し、精密検査を受診することが決まった。
高木監督は「息もできんと言うぐらいだから…」と絶句。藤田チーフトレーナーは「場所を考えれば時間がかかるかも知れない」と長期離脱の可能性を示唆した。代わって右肩関節唇損傷で2軍調整中の堂上剛を昇格させるが、見切り発車的な要素は否定できない。
松井佑だけではない。この日は同じ外野手の野本も肋骨(ろっこつ)骨折の診断を受けた。今年は1月から厄災&故障続きで、開幕後も吉見や山本昌、高橋聡、小熊らが抹消された。もはやケガ人ばかりで、高木監督は「ちょっとじゃない。次から次へと出てくる」と止まらない負の連鎖に言葉をなくした。チームが波に乗れない理由がここにもある。初の3連勝を逃した以上に、暗い影を落とす敗戦となった。【松井清員】



