借金5でBクラスに沈む中日がナゴヤドームで緊急のコーチ会議を行った。高木守道監督(71)が22日、1、2軍の全首脳陣を招集。「まだこれからだぞ!
気持ち入れ替えて、みんなで頑張らなあかん!
やらなあかん!」と激しいゲキを飛ばした。だが詳細は明かさないようかん口令を出し、参加したコーチは「企業秘密です」「内緒です」「話せません」と言葉少な。ただならぬピリピリムードが漂った。
開幕間もない時期で、1、2軍の合同会議自体が異例だ。だが先週末はDeNAに6年ぶりの同一カード3連敗。ズルズル借金を重ねそうなムードに危機感を抱いた指揮官が緊急開催を決めた。その監督は「何もありません。企業秘密で何も言いません」とだけ話すと、険しい表情で車に乗り込んだ。だが出席者によると「ほとんどが監督の話」。1時間の会議中、71歳が熱弁を振るいまくったという。好調な阪神や巨人と当たる今日23日からの9連戦を前に、1、2軍全体の引き締めをはかったようだ。
「打開策があればどんどん言ってきてくれ!」。一方で、監督はコーチ陣にアイデアも求めたという。低迷は選手個々の不調が大きいが、先週だけでも山本昌、小熊、松井佑、野本の4人が故障。負の連鎖が止まらず、選手の数まで足りなくなってきた。この日はドームでの指名練習に2軍の高橋周を呼び、セカンド守備練習を指示。堂上直は一塁に就かせるなど、可能な限りの複数ポジション制で急場をしのぐことも確認した。
監督は3連敗した前日「ズルズル行くと取り返しがつかん。ない知恵を絞ってやる」と危機感を漂わせた。今がシーズンを左右する正念場。もはや手段は選ばず。プライドを捨ててでも、ほしいのは白星だ。【松井清員】



