<ソフトバンク2-5日本ハム>◇25日◇ヤフオクドーム
仕上がりの遅い打線に5点は重荷だった。ソフトバンクの見せ場は一瞬だけ。9回。完封を狙う木佐貫を4連打で降ろし、満塁機を2度つくった。3点差。1発が出ればサヨナラだ。縁起物のカエルの置物がベンチで、スタンドでげろげろと踊る中、ペーニャは空振り三振。高谷も倒れた。
ベンチ裏で秋山幸二監督(51)が詰まった息を「ウ~ン」と吐き出した。
「最後だけだな、盛り上がったのは。三振が多いということは、追い込まれて三振ということ」
打者11人連続凡退で始まり、4回2死で内川がようやく二塁打。一、二塁から内川がラヘアの右前打で本塁を狙ったが、鶴岡のブロックに阻まれた。さらに、12人連続凡退もあった。鹿児島デーの企画試合で「木佐貫-鶴岡」の同県出身バッテリーに主役を張られたのは皮肉だった。
打線が安定しない。ここ11試合は捕手を除いた打順を固定。首脳陣は、各自が調子を取り戻すまで我慢を続けている。チーム打率2割4分9厘はリーグ最下位という要素以上に、つながりを欠く点が課題だろう。1番本多は1割9分3厘、7番ペーニャは2割3厘の0本塁打とまだ上昇カーブが見えない。そこが秋山監督の悩みの種である。
本多について「良くないですな。元気を出さないと」と言い「ペーニャさんも上がってくると思ったら…」とうなり、「考えないといけないな」と打線の組み替えにも言及。再び借金2。4月は花粉症で打席がパッとしなかった現役時代を思い起こさせるような苦戦が続く。【押谷謙爾】




