労組日本プロ野球選手会(嶋基宏会長=楽天)は19日、札幌市内で臨時大会を開き日本野球機構(NPB)の統一球問題について協議し、加藤良三コミッショナー(71)への「不信任」を全会一致で確認した。嶋会長は「野球選手にとって命とも言えるボールの変更を『知らなかった』と、それだけで済まそうとしているところが一番信用できない」と、強い不信感を表明した。
選手会はすでに6月末に同様の内容を記した要望書を提出。加藤コミッショナーに事実上の“辞任要求”を突きつけており、新たに具体的な行動を起こす考えはない。松原事務局長は「辞めさせたくても我々にコミッショナーの任免権はない。リーダーとして失格ではないか、ということをあらためて表明しよう、ということ」と説明。この問題を風化させるつもりはない、というメッセージを再度示した形だ。同事務局長によれば「不信任」の問いかけに、出席した36人全員が手を挙げたという。
嶋会長は、加藤コミッショナーを切り捨てた上で、NPBは新コミッショナーのもとで組織改革に取り組むべきと主張した。責任感を持ったリーダーを熱望し「NPBの構造改革がなされなければ問題解決は進んでいかない。今後はリーダーとしてプロ野球界を引っ張り、プロ野球界のビジネスを発展させていける人物をコミッショナーとする構造改革を、選手会として強く要望していきたいと思います」と訴えた。【広瀬雷太】




