<DeNA2-4中日>◇2日◇横浜

 クラークさん、まさか聞こえてませんよね!?

 中日が3番マット・クラーク内野手(26)の先制ソロ含む2安打2打点の活躍でDeNAとの3位争い第1Rを制した。試合前、高木監督は助っ人大砲の打撃練習を見ながらぼやきを連発。これに発奮した?

 クラークが打線をけん引し広島と並んで3位に浮上した。3連勝の守道監督も試合後は「うれしい!」とルンルンだった。

 夕暮れ前の横浜でクラークがぶちかました。1回2死走者なし。DeNA藤井のスライダーをうまくとらえ右翼ポール際に運んだ。

 「強いスイングをして大きな当たりが出た。それだけ。とにかくきた球を強くたたくことだけを考えているよ。(バットの)先っぽだったんだけどね」

 これがチームトップの15号。さらに5回にも2死から適時二塁打で追加点。7月5日ヤクルト戦以来19試合ぶりのマルチ安打で中軸の仕事を果たした。

 クラークは知るはずもないが、試合前に高木監督から手厳しい言葉を浴びていた。打撃練習中、同監督は「覇気がないねえ」「練習でも“ベチャ”っていう当たりばっかり」「彼女が帰ってから打てんようになったんちゃうか」「ルナが帰ってくればマシになるかね」など言いたい放題。不振の理由を7月23日に米国に帰国した恋人のモラレスさんのせい?

 と勘ぐるなど“口撃”されていた。1-0で勝った7月31日阪神戦(甲子園)はクラークの決勝弾のおかげだったが、7月の不振が忘れられないようでグチが出た。

 ただ、この言動も得意の守道劇場の演出なのではと勘ぐりたくなるほど。結果的に発奮?

 したクラークの3戦2発の活躍でDeNAを抜き広島と並んで3位に浮上した。指揮官は大喜びで「(先発藤井と)相性がいいんだよ。だから3番にした」とニコニコ。あれっ?

 ぼやき連発だったんじゃ…。ツンデレ指揮官!?

 は現役時代の身のこなしに負けないほど変わり身も早かった。

 チームも3連勝。守道監督は「うれしい!」とルンルン。「いつも3位以上におらな。ウチは阪神、巨人以外には全部勝っていかな。まして(DeNAは)負け越しているチームなんやから」と気勢を上げた。守道監督がもっと喜びそうなデータがある。クラークが本塁打を放った試合はこれで9連勝。クラークの1発は勝利への号砲なのである。【八反誠】