<中日2-5ヤクルト>◇8日◇ナゴヤドーム
ヤクルトのウラディミール・バレンティン外野手(29)が敗戦ムードを振り払った。8回、中日浅尾の外角149キロ直球を「芯にコンパクトに当てることに集中した」と右方向に39号同点弾を放った。チームは息を吹き返し、3カ月ぶりの3連勝。小川監督は「よく打ってくれた」と絶賛した。
これまでなら負け試合だった。失策とボークで逆転され攻撃も雑になり始めていた。だがバレンティンは「チャンスメークしよう」と大振りを封印していた。
球宴帰りでマン振りを繰り返した過去2年とは違う。練習からフォーム調整のため右打ちを増やした。負傷離脱した昨季の反省も生かす。先月下旬の広島移動は飛行機でなく新幹線で長時間爆睡。「体を休めるのも仕事」と回復に努めた。後半戦は打率3割4分1厘、6本塁打。97試合目となる10日のDeNA戦(秋田)で40号到達なら、王とバースの最速タイ記録に並ぶ。最下位ヤクルトがつかみかけた勢いに、加速度をつける。



