谷繁元信捕手兼任監督(42)率いる新生中日が30日、予定を“前倒し”し実質的な秋季キャンプをスタートさせた。この日のナゴヤ球場には谷繁監督、森繁和ヘッドコーチ(58)佐伯貴弘2軍監督兼打撃コーチ(43)がそろい踏み。真っ暗になる午後5時過ぎまで約8時間のハードなメニューが続いた。

 3年目の吉川大幾内野手(21)が佐伯道場で徹底指導された。膝の使い方をポイントに下半身を使って打つことを体に覚え込ませるようにバットを振り、フラフラになった。隣では「井端、荒木からポジションを奪え」などとつぶやき戦術?

 による精神面の徹底刺激も受けた。俊足を武器に1軍定着を狙う期待の背番号3は「燃え上がるものがあって、入り込めました」と初体験に、大いに刺激を受けた。