阪神松田遼馬投手(19)が虫嫌いを克服して台湾に乗り込む。ブルペンで54球を投じ、習得中のフォークも数種類の握りを試して投げた。すっぽ抜けも多く投球練習後も中西投手コーチとフォームを確認。そのやりとりの最中に、中西コーチの手から、大の苦手であるバッタが現れ「えぐい」と仰天する一幕があった。

 阪神で唯一の侍ジャパンに選ばれ、8日からの台湾戦へ挑む。台湾は虫が多いことで知られ、投球の妨げにもなりかねない。中西コーチは「なにを虫くらいでびびっとんや。俺が免疫つけたる」と“親心”を見せた形となった。

 本業の投球は順調に成長中だ。カーブ、スライダーでカウントを稼げるようになり、余裕が生まれた。中西コーチは「だいぶよくなっている。あとはウイニングショット」。フォークの完全習得と虫嫌いの克服が、今キャンプの最重要課題!?