昨季、プロ野球新記録のシーズン60本塁打を放ったヤクルトのウラディミール・バレンティン外野手(29)が13日(日本時間14日)、妻に対する監禁と暴行の疑いで、米捜査当局に逮捕されていたことが分かった。

 ライアンこと小川泰弘投手(23)は、相性抜群のバレンティンを案じた。昨年は登板した26試合で16本塁打の援護をもらい、新人王、最多勝に弾みをつけてくれた頼もしい助っ人。この日、午前7時に逮捕を兄姉からラインで知らされたという。「大したことはしていないと思います。殴るような人じゃない。無事に帰ってきてほしい」と神宮球場で心配そうに話した。小川監督は「事実関係が分からないと僕の方から話すことは何もない。集中力が散漫なところはあったけど、温厚なタイプだし、野球ではキレたりするようなことはなかった」と慎重に言葉を選んだ。