14番が14年14球発進や!

 阪神能見篤史投手(34)が28日、キャンプ地沖縄の宜野座球場で、今年初めてブルペンに入った。「どうしようかな」と悩んでいたエースだったが、キャッチボール後に「後で1人で入ります」と関係者に宣言。2月1日に入る当初の予定を早め、立ち投げで31球、捕手を座らせて14球を投じた。

 “フライングブルペン”が、調整の充実ぶりを物語っていた。独り占めしたブルペンで気持ちよさそうに投げ込む。ゆったりとしたフォームから、すべて直球で右打者の内角に決めた。まさにエースの貫禄。「あとは肩のスタミナがどうかというところ。徐々に球数も増えていくと思います」と手応えを口にした。

 験担ぎまでした。捕手を座らせて10球を投げ終えた時だ。「あと4球!」と声を上げた。すべてストライクで締め「14年だし、それがいいのかなと思って」とサラリ。14球にこだわったのは、14年シーズンに向けた14番のささやかな験担ぎだった。

 沖縄にはキャンプ前の自主トレから入り、共に参加した関本、小宮山、柴田の打撃投手を務めた。例年の調整法を経て、先乗りの合同自主トレに合流。「まだ始まってないからね。自主トレもバッピしかしていないし。いつも通りですよ」。1つ目の照準は3月28日の開幕戦巨人戦(東京ドーム)だ。当初の見立てより早い「初投げ」に、意気込みが表れていた。【池本泰尚】