どこでも守れる男になる。楽天岩崎達郎内野手(29)がキャンプ2日目、一塁の守備練習を行った。ジョーンズ、小斉とともに一塁に入って投内連係を行った。「球場でメニュー表を見たら、自分の名前がなくて。そしたら、一塁のところに書いてありました」。二塁、三塁、遊撃とこなすユーティリティープレーヤー。「外野もできますよ。外野用のグラブも持ってきました。でも、さすがに一塁ミットは持って来なかった」と明かした。

 アマ時代も含め、一塁で試合に出たことはない。本人もビックリの一塁起用だった。それでも「試合に出られるんだったら、どこでもやりますよ」と前向きに捉えた。移籍2年目。昨季は、主に守備固めとして74試合に出場したが、新たなポジションを好機とみている。星野監督からも「控えの選手は、どこでも守らないと。ゴロを受ける、捕球するというのは同じなんだから」と期待されている。

 練習では、ジョーンズに借りたミットをはめて、そつなくこなした。「重かった。自分用のを作ります」と早速、メーカーに注文。手堅い守備同様、開幕へ向け抜かりなく行く。【古川真弥】