ハンシンファンノミナサ~ン、ユウショウスルゾ!

 阪神の新外国人、呉昇桓(オ・スンファン)投手(31=韓国サムスン)が日本語でのヒーローインタビューに挑戦する考えを持っていることが6日、分かった。韓国のスーパースターも、郷に入れば郷に従う。甲子園のお立ち台に立ち、現在、習得中の日本語を披露する案を温めている。

 福岡遠征中の4日夜、同い年のソフトバンク李大浩とともに夕食に出かけたときだ。焼き肉を食べながら「ヒーローインタビューのお立ち台に立ったら、最後は日本語で締めたい」と宣言し、韓国球界の盟友にも誓った。阪神入りが決まり、本格的に日本語を学習。李大浩の鄭通訳も「投手だから時間はあるけど、日本語に対する意識がすごく高い。李大浩よりも意識は高い」と太鼓判を押す。

 前日5日にはソフトバンク戦(ヤフオクドーム)でオープン戦デビュー。1回1失点だったが140キロ台後半の直球でグイグイ押した。シーズンに入れば不動の守護神として修羅場と向き合い、熱投で勝利を呼び込んだ直後のお立ち台にも注目だ。昨年12月、入団会見ではたどたどしく「ナンデヤネン、ホンマデスカ」と関西弁をつぶやいた。流ちょうな日本語スピーチが名物になれば、虎が快進撃している証拠になる。