<広島5-11巨人>◇26日◇マツダスタジアム
ただでは負けん!
広島は先発のドラフト2位九里亜蓮投手(22)が6回7失点と打ち込まれ、巨人3連戦の2戦目を落とした。連勝は4でストップしたが、6回には5連打3得点の猛攻で、初対戦となった昨季までの同僚大竹寛投手(30)を降板させた。打線の勢いは上々。1勝1敗で迎える今日27日の第3戦は、エース前田健太投手(26)で絶対に取る!
快音が響く度、球場のざわつきが増す。広島ファンは「もしや」と夢を抱き、巨人ファンは「まさか」と肝を冷やした。簡単には終わらせない。カープ打線が王者に底力を印象づけた。
野村謙二郎監督(47)
初対戦で、気持ちを出してくれたね。
昨季までの同僚大竹と初対決。オフにFA宣言し、チームを去った右腕がマウンドにいた。あっさり白旗を上げるわけにはいかなかった。5回終了時点で1点しか奪えず、6点ビハインドの6回裏。先頭の2番菊池が外角スライダーを左前に運んだ。3番丸は初球チェンジアップを右前へ。無死一、三塁の好機をつくった。
丸
難しい点差でしたけど、それぞれがやることをやって、と思っていた。
第1打席で7号ソロを放っていた4番エルドレッドは外角直球を狙い澄まし、ライナーで右前適時打。5番松山は右翼線にタイムリー。6番ロサリオも二遊間を抜き、5連打で一挙3得点だ。ここで大竹をマウンドから引きずり降ろした。
丸は振り返る。「相手が大竹さんだという意識は、僕にはなかった」。おのおのが普段通りに役割を全うした結果、初対決で嫌なイメージを植え付けた。指揮官は価値ある反撃を振り返り「苦手意識はないなと思う」と納得した。
連勝は4で止まり、2位阪神に1ゲーム差、3位巨人には2ゲーム差。1回は左翼ロサリオの拙守、5回は三塁堂林の悪送球から失点した悔しさが残るが、悲観するだけの試合内容ではない。
1勝1敗で迎える3連戦最終戦は、前田VS内海の主戦対決。丸は「明日が肝心」と力を込め、野村監督は「切り替えていく」とサバサバした表情で前を向いた。巨人に5年連続で負け越す嫌なイメージはもう、ない。カープは14年、巨人と対等に渡り合っている。【佐井陽介】



