<西武4-1楽天>◇6日◇西武ドーム
おかわり君の一振りで8連戦を勝利で締めくくった。西武中村剛也内野手(30)が1点を追う6回2死二、三塁から決勝の2点適時打を放った。楽天の先発上園の高めに浮いたフォークに反応。左中間を真っ二つに破り、「なんとか打ちたいなと思っていた。フォークがいい投手なんで、ゾーンを上げて、低めの直球は見逃し三振でもいいというぐらいの感じでいった」とイメージ通りの一打を納得の表情で振り返った。
最下位に沈む苦しいチーム状況下でも圧倒的な存在感を示している。この日を含め11試合に出場し、早くも13四球をマーク。パ・リーグトップの楽天ジョーンズでも34試合で25四球で、相手に与える脅威は一目瞭然だ。勝負を決めた打席でも追い込まれながらもフルカウントまで持ち込み「そこそこボールが見えているので」と、どっしりと待ち構えて獲物を仕留めた。
主砲の一打がチームの逆襲ムードへのスイッチを感じさせた。自身も背中の張りで出遅れた4月は9勝16敗。この8連戦は4勝4敗の五分とし「これがきっかけになるかどうかは、これからの試合次第。次のソフトバンク戦でどういう戦いができるかにかかっている」と中2日で迎える次カードを見据えた。
伊原監督も「ツーアウトから3番、4番がつないでサンちゃん(中村)がかえす、最高の形だった。中心打者が打つと全体的に盛り上がる」と1勝以上の価値を見いだした。今季の連勝は4月1日ロッテ戦からの2連勝が1回だけ。5月は勝利の“おかわり”で巻き返す。【為田聡史】



