<ロッテ4-1楽天>◇10日◇QVCマリン

 ロッテが“ママさんパワー”で3位に浮上した。母の日にちなみ、千葉県内に住む26歳から54歳のママさん31人が攻撃前にダンスを披露。平均年齢38・8歳のパワーに、この日のヒーロー藤岡と鈴木は「エネルギーが伝わってきました。おかげで勝てました」と、笑顔で感謝した。

 先発藤岡は、再三走者を許しながらも、7回をソロ本塁打による1失点と粘った。3日に今季1勝を挙げたが、伊東監督からは「走者を出してからリズムが悪い」と指摘された。この日はテンポを意識し、カーブと140キロ速球との緩急で今季最長の7回を投げ、自身2勝目をマークした。

 打っては、藤岡と東洋大で同期だった鈴木が、1-1で迎えた5回2死二、三塁から右前へ勝ち越し2点適時打を放った。2人そろってお立ち台に上がるのは初めて。鈴木は「ホームで2人で立てたらいいなと思って来たので、その日が来た」と喜んだ。

 4月は6連勝で終えて3位。ところが5月からは2勝6敗と低迷し4位に落ちた。伊東勤監督(51)はこの日、不振の4番今江を6番に降格するカンフル剤を打った。2回は今江の四球から先制。6回は4番に入れたサブローの安打から1点を加えた。乗り切れない現状にカツを入れる采配で、浮上の糸口をつかんだ。【矢後洋一】