<オリックス8-1日本ハム>◇10日◇ほっともっと神戸

 オリックスの超人・糸井嘉男外野手(32)が、プロ11年目で初めての、2打席連続弾を放ち、チームの連敗を「2」で止めた。6回に先制の5号3ランを右翼上段へ放つと、走りながら思わずバンザイした。「ディクソンがいい投球をしていたし、打った瞬間、手応えがあったので」。7回には6号ソロでダメ押しだ。「あれはおまけです」と言いつつ、会心の2発を喜んだ。

 体調は万全ではない。キャンプで痛めた右脇腹は再発のリスクと隣り合わせだ。前日には、右膝下に死球を受けた。この日試合前はグラウンドには出ずに治療し、室内で打ち込んだ。「膝は痛い。でも大丈夫です。脇腹をやってから本塁打を打てないかなと思っていたが、最近は(脇腹の)調子もいいので」と、故障を気にするそぶりは見せない。

 森脇監督は言う。「前日の試合が悔しくて、体がずいぶんな状態でも、まだやるかというくらい打っていた。彼のことを超人というが、その前にだれよりも練習しているんだよ」。

 強靱(きょうじん)な体力と精神力に、不断の努力。「頼もしい限り」と、指揮官がうなった超人が、これからも大暴れする。【高垣誠】