<阪神1-0巨人>◇11日◇甲子園
阪神メッセンジャーの女房役、鶴岡一成捕手(36)が、勝利に攻守で貢献した。完封勝利を挙げたランディ・メッセンジャー投手(32)とともに今季2度目のお立ち台へ。大歓声を受け白い歯をこぼした。
「当たりはよくないけど、飛んでくれたコースがよかった。打たないとランディ(メッセンジャー)に怒られる。打ててよかった」
2回1死一、三塁。巨人先発菅野の外角低めへのスライダーに、体勢を崩されながら中前タイムリーだ。
助っ人右腕からの愛称は「ファウルボールマシン」。DeNA時代、13年8月24日巨人戦で1打席19球の「プロ野球タイ記録」をマークした。そのうち14球がファウル(最後は三振)。ファウルで粘り球数を投げさせる。投手からすれば嫌らしい打撃。この記録を知るメッセンジャーは「そう言わせていただいております」と敬意を表した。この日の決勝打も見逃せばボール球。鶴岡らしい技ありV打だった。
マスクをかぶっても仕事を全うした。「この間の反省も生かしつつ、ランディも考えて投げてくれた。もちろん、1発だけ気を付けた」。浜風が強く吹く甲子園上空。巨人打線相手に長打警戒、低めにボールを集めゴロを打たせた。許した4安打はいずれも単打。計算通りだった。
鶴岡が打つとチームが勝つ。安打した試合はこれで10勝2敗。「本拠地で3連敗はできないし、ジャイアンツ相手だしね。ホッとしている。でもまだまだあるんでね」。これからも続くペナントレースに目を向けた。【宮崎えり子】



