<楽天4-8オリックス>◇14日◇コボスタ宮城
オリックスが昨季の日本一球団をお得意様にした。創設から因縁深い楽天に球団記録となる8連勝。昨季は7勝16敗1分けと大敗した相手から、早くも上回る星をもぎ取った。無敗男西勇輝投手(23)の好投に続いては、首位打者の3番糸井嘉男外野手(32)を中心にした波状攻撃。先発井川慶投手(34)を5回途中で降板させ、自慢のリリーフ陣を惜しみなく投入して逃げ切った。
因縁の相手に8個の白星を並べても、オリックス森脇浩司監督(53)は浮かれていなかった。「そんなことは関係ない。1試合1試合必死ですよ。野手の奮起とブルペンの奮起がないとたどりつけないような試合だった」と引き締めた。
2戦続けて、先発井川を5回途中で退けた。継投策に出たゲームをものにできたのは打線の大当たりがあったからだ。まるで打ち出の小づちだ。3番糸井のバットが止まらない。1回2死から二塁打で先制点のお膳立て。2回にも二塁打を放ち、4点を奪った3回には2死一、三塁から中前タイムリーで3回までに猛打賞を達成した。
「集中してやっているんで、バットが振れているのかも」
これで12試合連続安打。前日、楽天嶋と並びトップとなった打率は、5打数3安打で3割6分2厘となり単独トップ。54安打も1位で「まだまだですよ」と言いつつ、シーズン200安打も狙えるハイペースだ。福良ヘッドコーチは11日の日本ハム戦でヘルマンを来日初の4番に据えた際、狙いをこう説明した。「糸井を孤立させないため、糸井の後をどうするかを考えている」。直後を打つ打者が当たっていなければ、糸井がマークされる。それを避けるために好調な打者を置く。糸井が、好調オリックス打線のまさに中心なのだ。
糸井だけではない。安達を除く先発全員が13安打を放ち8得点。楽天戦8連勝を、快勝で決めた。昨季7勝16敗1分とボコボコにされた相手をボコボコにして、優勝へのステップにする。【高垣誠】
▼オリックスが楽天戦にシーズン初戦から8連勝。オリックスの同一カード開幕8連勝は、04年ロッテ戦以来チーム10年ぶり。今日15日も勝って9連勝とすれば、前身阪急時代の39年名古屋戦、79年西武戦と並び球団最長となる。楽天戦の8連勝は10年6~7月に並ぶ球団最長記録。



