<オリックス7-2ソフトバンク>◇18日◇京セラドーム大阪
昨季5位からの巻き返しを狙うオリックスが首位で、交流戦前最後の試合を終えた。
オリックスが、球団史上初めて首位で交流戦に突入する。2位ソフトバンクに快勝で3タテを食らわし、今季3度目の5連勝だ。
ノっているから、やることすべてがうまくいく。1点を追う2回だ。1死から駿太、安達の連打などで一、三塁。打席には山崎勝。初球、一塁走者の安達がスタートを切ったが、山崎勝は意表を突くプッシュバント。打球は投手と一塁手の間に転がり、三塁走者駿太はホームにかえれなかったものの、二塁手のベースカバーが遅れ内野安打となった。スクイズのサインは出ていなかったようで、プッシュバントは山崎勝の判断とみられる。もし、飛球になるなどアウトだったら好機がつぶれていたかもしれなかったが、勝利の女神はオリックスに味方した。
1死満塁とチャンスは広がり、ヘルマンの2点適時打で逆転。さらに平野恵、糸井がタイムリーで続くなど、この回打者一巡の猛攻で6点を奪うビッグイニング。前夜は延長12回にバスターエンドランを決めた末に、サヨナラ勝ち。流れを手放さず、貯金は今季最多12まで積み上がった。
森脇浩司監督(53)は「僕の出る幕はなかったね」と選手たちの活躍をたたえた。1回の攻撃で、ソフトバンクの今宮、本多が好守を連発したが、それを見た選手たちの間に「なにくそ、という空気が漂っていたのをうれしく思う。チームとして少しずつ前へ動いている。個々が強くなっている」と頼もしげに振り返った。交流戦を首位で迎えるのは10年目で初だが、過去は4位が2度あるのが最高で、Aクラスで入るのも初めて。「いったんリセットして、新たな気持ちで1戦1戦を戦っていきたい」と指揮官。確かな手応えとともに、セ・リーグとの戦いに挑む。【高垣誠】



