<楽天2-12西武>◇18日◇盛岡

 楽天が惨敗で、交流戦前最後の試合を終えた。西武に今季ワースト12失点。連敗は4に伸び、借金は今季最多の7まで増えた。先発塩見が4回で3本塁打を含む10安打、自己ワーストタイの8失点と打ち込まれて降板した。星野仙一監督(67)は「あれだけ失点したら、どうしようもない。制球が甘い。スピードで抑えられるタイプじゃない」と、甘めの球を長打され続けた塩見を突き放した。

 6位西武に2連敗で2ゲーム差と迫られた。明るい話題が見えないチーム状況の中、大幅な1軍、2軍の入れ替えを行う。星野監督は「これまでの経験から言って、今いるメンバーでやってもズルズルいくだけ。俺は改革派。思い切った手を打たないといかん。高校生を呼ぶしかないか」と高卒新人の抜てきを示唆した。2軍戦で自己最速を更新する151キロを投げ、成長著しいドラフト9位の今野が候補となりそうだ。交流戦を前にテコ入れを図る。