交流戦で巻き返す!
楽天星野仙一監督(67)が19日、今日20日から開幕する「2014
日本生命セ・パ交流戦」へ向け、投手陣のテコ入れを行った。2軍から5人を呼び寄せ、ブルペン視察。ドラフト9位の今野龍太投手(19)ら若手に目をかけ、1軍の競争意識をあおった。借金は今季最多の7に膨らんでおり、野手を含め大幅な入れ替えを明言した。
4連敗で借金7。嫌な流れを断ち切るための一手は、大幅入れ替えだった。星野監督は「チマチマ替えてもしょうがない。チーム全体に危機感が薄いから。テストだよ」とニヤリと笑った。視線の先には松井裕ら2軍の5投手が体を動かしていた。ファームは自主練習日。ならばと、急きょ1軍に呼び寄せ、「若い選手が『俺も声がかかるかも』という気になるのが大事」と突き上げを期待した。
見守ったブルペンにダイヤの原石がいた。ドラフト9位の今野だ。部員わずか11人の公立校、岩出山(宮城)から入団。昨年のドラフトで育成をのぞいた全体最後に指名を受けた。部員不足で2年秋の公式戦に出場できなかった無印投手で、指名は「地元枠」かともささやかれた。そんな声を爆発的な成長で一蹴した。
プロ入り後、球速は5キロアップし、イースタンで151キロを記録。ドラフト1位松井裕の最速をあっという間に追い抜いた。小学4年生から変わらないというフォームはほぼ自己流。小さいテークバックで捕手のスローイングのように投げる。練習を終え「緊張しました。これを機に1軍を目指したい」と初々しく笑った。星野監督は「楽しみ。(1軍登板は)今年のうちにある」と昇格は見送ったが、今後に期待を寄せた。
今日20日から練習に参加した宮川の昇格が決定。次カード以降に美馬、ブラックリーが1軍に上がる予定。野手では聖沢、枡田、小山桂が登録される。「もう少し層が厚くなればもっと危機感が出る」。勝負の交流戦へ、名将のタクトが静かに動き始めた。【島根純】
◆今野龍太(こんの・りゅうた)1995年(平7)5月11日、宮城県大崎市出身。高校3年夏に宮城大会2回戦で無安打無得点試合を達成する。背番号は99。



