3度も引き立て役になってたまるか!
中日が今日20日、日本ハム大谷と札幌ドームで対決する。今年の交流戦はパ本拠地でDH制がなく、二刀流男は6、7番に入ることが有力で、本拠地ファンの前で初めて投手として打順にも顔を並べる。だが中日は、注目の開幕戦で白星を献上するつもりなどない。3連敗中の谷繁元信兼任監督(43)は札幌への移動後練習を行い、「チームのリスタート」と位置づけ必勝態勢。昨年2度もヤラれたリベンジに燃えていた。
昨年3月17日のオープン戦(鎌ケ谷)では、山内が18歳の大谷に初安打となるプロ初アーチを右翼席にたたき込まれた。左打ちの高卒新人では88年立浪(中日)以来の1発で二刀流フィーバーが一気に過熱した。そして、同6月1日の交流戦(札幌ドーム)では5回3失点でプロ初勝利を献上。野手でスタメン経験があり、投手で白星を挙げた新人はドラフト制後初めて。常に“歴史の扉係”になってきた。
19歳に3度目は許せない。昨年、屈辱にまみれた谷繁監督も気合十分だ。「打率3割4分(3厘)でしょ?
得点圏でも率を残している。防御率もいいし、勝つペースに持っていくにはバッテリーで最少失点に抑えないと」。そしてこの交流戦から先発兼主力打者を務めることにも先制パンチを見舞った。「(普段から)パでもやればいいのに。DHを使わなくてもいいんでしょ?
そっちの方が(本当の)二刀流じゃない?」。注目の舞台を相性で選んだなら、後悔させるしかない。今年の竜は大谷を打って大谷に打たせない。投手大谷にも野手大谷にも倍返しして、上位浮上に弾みをつけたい。【松井清員】



