糸井を封じて首位たたく!
阪神藤浪晋太郎投手(20)が「2014
日本生命セ・パ交流戦」開幕となるオリックス戦(京セラドーム大阪)で開幕投手を務める。好調オリックス打線の中心は3番糸井嘉男外野手(32)。10勝した昨季は3番打者封じに成功した藤浪は警戒するキーマンの1人に挙げた。7戦7勝の西との投げ合いで注目の関西ダービーで主役を奪う。
大事な開幕投手が巡ってきた。それも今、一番強い相手が待ちかまえる。例年以上の盛り上がりが予想される「関西ダービー」を前に、藤浪は甲子園で最終調整を終えた。シーズンでは初めてのオリックス戦。警戒を強めた。
「長距離のあるバッター、足の速いバッター。投打にしっかりしているチームだと思う。主軸に打たれないように、余計な四球を出さないようにしていきたい」
藤浪はここまで3番打者相手に17打数9安打、打率5割2分9厘と苦戦する。昨季は1割4分5厘と3番打者を下位打線以上に封じたのとは対照的だ。「たまたまじゃないですかね。特に3番だからどうとかってことはない」と意識はないが数字は悪い。一方、糸井は本拠地で打率4割2分4厘、3本塁打、12打点と打ち込む恐怖の3番打者。昨オフにテレビで共演している2人の対決が勝負のカギを握るのは間違いないだろう。
「いい打線なので、しっかり自分の投球をしたい。相手どうこうよりも自分のピッチングです」
4月30日広島戦で2勝目を挙げてから、5月は2戦、勝ち星を手にできずにいる。自分の投球を意識するには、絶好の環境でもある。大阪桐蔭2年生の夏、大阪府大会初戦が京セラドーム大阪での関大北陽戦だった。注目の強豪対決で、藤浪は6者連続を含む自己最多の14奪三振で完封。日米12球団が視察した前で、怪物右腕として大きな1歩を踏み出した。
「もちろん初戦を取れたらチームにとっていい。交流戦期間は(セ・リーグとの)直接対決じゃない分、順位が動きやすい」
あれからもうすぐ3年。キーマン糸井も、7戦7勝の相手先発西も関係なく、藤浪は自分の仕事に徹する。原点の地で関西ダービーの主役を張る。【松本航】



