<楽天1-5中日>◇23日◇コボスタ宮城
楽天の連勝が遠い。中日戦(コボスタ宮城)は、投打に精彩を欠く敗戦だった。前日22日に連敗を5で止め、4月19日以来の連勝を狙ったが、かなわなかった。先発辛島航投手(23)が6回6安打4失点。先頭打者への四球から失点したことが悔やまれる。打線も1点のみで、借金は今季最多タイの8に戻った。
いつもはコーチ陣の後にベンチ裏の通路に現れる星野仙一監督(67)が、真っ先に引き揚げてきた。足早な動きが、抑えがたい心中を表しているようだった。会見では「全て悪い。どうしようもない」と、吐き捨てるように言った。もどかしさが募った。
負けた理由が明らかな試合だった。先制を許した4回。先発辛島が中日の先頭森野に四球を与えた。続くルナは2球で追い込んだが、3球目の133キロが真ん中に入り適時三塁打を打たれた。この回、もう1点を失った。さらに6回、平田に特大2ランを浴びた。
打線は7回にボウカーの右前打で挙げた1点のみ。なお2死一、二塁で嶋が右前打を放ったが、二塁走者ボウカーが本塁憤死。平田の好返球に阻まれたとはいえ、結果的に痛かった。
星野監督は「(辛島は四球からの失点で)一番いけない取られ方だね。(ルナの三塁打は)2ストライクから、ど真ん中。2点ぐらいは取られるだろうけど、取られ方が悪い。(平田の本塁打は)あれで決まりだね。2点なら、何とかなったんだが。(打線はカブレラの)動くボールにやられたな」。敗因分析ばかりが続いた。後味も何もない、むなしさが残った。
浮上の糸口はどこにあるのか。ヒントは、星野監督自らの言葉にある。「カバリングが遅い。やれることをやらないと」と指摘したのは、7回の青山の守備だ。先頭大島を一ゴロに仕留めたはずが、一塁ベースカバーが遅れ内野安打にした。そこから、5点目を失った。
打開策と言っても、現有戦力で戦うしかない。青山以外にも守備の乱れはあった。打線は銀次が腰痛で欠場中と苦しいが、もっと粘り腰が欲しい。ボール球を振らされる場面が増えている。結局、1つ1つのプレーで精度を高めるしかない。「やれることをやる」。当たり前のこと。それに尽きる。【古川真弥】



