<ソフトバンク4-2阪神>◇23日◇ヤフオクドーム
あと1歩だった。猛虎打線の反撃がかわされた。ランディ・メッセンジャー投手(32)が2-4と逆転を許した直後の7回、和田豊監督(51)が勝負手を繰り出した。2番手の千賀から今成、福留が四球を選んで無死一、二塁とすると、鶴岡の三振を挟んで代打の切り札関本を送った。死球で満塁とするとソフトバンクも五十嵐を投入。緊迫感は最高潮に達した。
2死満塁からは大和に代えて代打新井貴浩内野手(37)だ。フルカウントのしびれる攻防は8球目、153キロの内角高めの速球にバットが空を切って決着がついた。
新井貴
(五十嵐は)イメージ通り。(最後は)反応してしまったな…。
試合後、新井貴は厳しい表情で球場を後にした。結局、五十嵐、岡島、サファテという方程式に締められた。
和田監督
よく見極めたんだけど後が続かなかったな…。
切り札2枚を投入した7回を振り返ると悔しそうに言葉を吐き出した。ただ、もう1つ、打線が抱える課題も口にした。
和田監督
2点の後にもう1点取らなあかん。先に1点取っていれば、全然違っていた。ここは後ろがいいのはわかっている。リードして出させないようにしないといけなかった。
初回にゴメスの2ランで先制。先発メッセンジャーで先行逃げ切りという最高のパターンに持ち込むはずが、復調気配の打線が追加点を奪えなかった。ソフトバンク打線の圧力に耐えていたメッセンジャーを楽にする1点が取れなかった。6回は守備のミスで傷口が広がった。7回は代打攻勢も実らなかったが、送りバント失敗のミスがあった。交流戦は2カード連続で初戦を落とした。パ・リーグの上位を相手に苦しい戦いが続く。【鈴木忠平】



