<ロッテ6-2巨人>◇24日◇QVCマリン

 巨人が鬼門にのみ込まれた。チームトップ7勝を誇る菅野でも勝てない。伝統的に苦手な初物のロッテ・ルーキー石川には7回4安打無得点。連敗を喫した原辰徳監督(55)は「もう少し打者が対応する必要がある。交流戦で初顔合わせの投手が続々と出てくる。反省と対策が必要なのは分かっているはず」と工夫を求めた。

 QVCマリンでは5連敗で通算5勝14敗3分け。強烈な海風が悩みの種だ。この日も最大風速9メートルが吹き荒れた。石川のシンカーは威力を増し、140キロ台中盤の速球とのコンビネーションは事前の分析よりも、強力な印象を与えた。追い込まれる前に仕掛けたが、反撃を試みた5~7回で6球以上の球数を投げさせたのは5回先頭のロペス1人だけ。風が破壊的打線のリズムを狂わせた。

 5月に入り、打線そのものも低調だ。打開策として走力に活路を求めたが、これも、はまらない。4回1死二塁、4番セペダの場面で片岡が三盗に失敗し、好機が消滅した。リーグ2位の11盗塁を誇る俊足は「チャンスがあったら(ベンチも)行っていいと。スタートは悪くなかった。いい打者が続くのでチャンスをつぶしてはいけないが、行かないとプレッシャーをかけられない」と振り返った。

 苦手な球場でも、戦いの定石として主導権をにぎる必要がある。原監督は「ベンチスタートの選手が火をつけていてはね。先発メンバーが火をつけて、主導権を握らないと」と原点に立ち返ることを求めた。【広重竜太郎】