<楽天0-2中日>◇24日◇コボスタ宮城
楽天星野監督も首をひねる敗戦だった。24日、打線が中日雄太の前につながらず、今季5度目の0封負けを喫した。毎回のように安打を放ったが、あと1本が出なかった。試合前には銀次内野手(26)が腰痛のため出場選手登録を外れた。2連敗で今季最多の借金9。苦境に立たされている。
あと1本が出ない。中日雄太に6回まで投げられ、6安打無得点に抑えられた。3者凡退は5回だけ。安打は出ても、つながらない。1点を追う6回には、2死一、二塁をつくったが、4番アンドリュー・ジョーンズ外野手(37)が打ち上げ捕邪飛。本塁が、ただただ遠かった。星野監督も「なんかバラバラのバッティングで、打たされている。スイングをさせてもらっていないというか。分からん。もう、知らん!」と、お手上げだった。試合をつくった先発美馬を見殺しにしてしまった。
試行錯誤の日々が続く。5月は、猫の目で打線を組み替えている。同じオーダーを組んだのは、5月5日、6日の2試合だけ。この日を含め、今月は17試合で16通りを試したが、つながらない。さらに、試合前は主に3番を担ってきた銀次が出場選手登録を抹消された。痛めた腰が、当初の見込みよりも回復しなかったようだ。3番には開幕から好調を維持している嶋が入った。6回には、2死一塁から右前打で好機を広げたが、続くジョーンズが凡退。歯がゆいばかりだ。
流れを変えなければいけない。その思いは、試合前の練習にも表れた。コーチ陣の発案で、フリー打撃は1カ所だけで行った。ホーム球場の場合、通常は打撃ケージを2つ並べて2人同時に行う。平石打撃コーチは「集中して打てるように。同時に、守備練習と走塁練習もできる」と説明。単純に言えば、1人あたりの打つ量は半分に減る。その分、集中して、実戦さながらに練習させた。
そんな試みも、結果にはつながらなかった。星野監督は「みんな、東北独特の粘りが全くなくなっている」と苦笑いするしかなかった。今日からは神宮、東京ドームの東京遠征。DH制のある敵地での交流戦で、嫌な空気を一新したい。【古川真弥】



