<阪神2-5ロッテ>◇25日◇甲子園
阪神が、甲子園での公式戦で初披露したDH入り打線は不発に終わった。ロッテ先発藤岡の緩急に翻弄(ほんろう)され、序盤に主導権を手渡してしまった。2回無死。来日初めて指名打者で出場の4番マウロ・ゴメス内野手(29)はこの打席、4度目のカーブに見逃し三振。マートンも緩い球にバットが出ない。いずれもフルカウントから連続三振を喫した。
和田監督は「序盤に(カウント)3-2から2球あったんじゃないかな。あのカーブで乗せてしまった。ほとんどの打者が(直球に)差されていた。スピードガンより来ているんだろうけど、工夫が足りない」。助っ人勢を幻惑したロッテバッテリーは勢いづく。8回に降板するまで打者30人に対し、初球カーブは実に14度。その後に140キロ前後の直球を多投され、振り遅れた。
8回に2点を奪ったが後の祭り。完全に藤岡の術中にはまった。過去2年間の対戦では通算9回で1得点だけ。またも好投を許し、阪神戦初勝利を献上した。
開幕から4番で奮闘する主砲ゴメスは疲労を考慮されてDHで起用されたが、3打数無安打。「打席に集中しやすいけど、気持ちの上や準備で変わった意識はない。いつも通りに近かったよ」。12年レッドソックス時代も経験があるが、この日は機能しなかった。今日26日の2戦目こそ、指名打者の恩恵にあずかりたい。【酒井俊作】



