<中日1-1ソフトバンク>◇26日◇ナゴヤドーム

 今季3度目の青色ユニをまとった中日ナインが死闘を演じた。最後は延長12回にルナのハーフスイングでゲームセット。試合時間4時間26分。今季初めてのドローだった。試合を終えた谷繁元信兼任監督(43)は渋い表情だった。「最初のチャンスで0点だったのが試合を重くした。何とか粘ってバントミスとかカバーしてくれた」。まるでナインへの“ざんげ”だった。

 指揮官が振り返ったのは2回の攻撃だった。2四球、1死球とノーヒットで無死満塁の絶好機をもらったが、8番谷繁が粘りながらも見逃し三振。結局、この回に得点が入ることはなかった。1点ビハインドの7回には無死二塁で打席に立ち、バントミス。1死三塁のはずが1死一塁とチャンスをつぶした。

 そしてアクシデントにも襲われた。7回2死二塁。二塁走者として、大島の中前打で三塁を回ったところで左太ももを押さえ、自らバツ印。苦悶(くもん)の表情でベンチに戻った。試合後は負傷交代について「ギリギリのところ。ボクのことはいいです。大丈夫です」と詳細はコメントしなかったが、今後も影響が出る可能性もある。

 ただ、ナインの踏ん張りには目を細めた。自身が負傷した直後に荒木が中前適時打を放ち、同点に追いついた。延長10回に3連投の守護神岩瀬を投入。7投手がマウンドに上がる総力戦だった。指揮官も「完璧に投げ抑えて帰って来てくれた」とブルペン陣をねぎらった。青いサードユニホームを着て戦う「燃竜(もえドラ)」は今季3戦勝ちなし。勝てなかったが、4連勝でこの日を迎えた強竜の意地はみせた。【桝井聡】