<巨人0-4楽天>◇28日◇東京ドーム

 巨人打線の現状を、楽天則本が教えてくれた。散発の3安打。抑揚のない完封負けに、原監督も「何とかしないと。3本ではいけませんね。話すことも、あまりないね」と簡潔にまとめるしかなかった。

 直球に強い面々が、直球に差し込まれた。則本はこれ見よがしに押し込んできた。7回1死、4番フレデリク・セペダ外野手(34)の場面が象徴的だった。初球、何の迷いもなく内角直球に突っ込まれた。終始コントロールの精度も高かったが、真ん中に入ろうとも球威で上回ると踏まれた。キューバの看板打者は、最後の4球目も143キロのインコースに手が出なかった。のけぞって見逃すもストライクの判定で、屈辱の見逃し三振に倒れた。

 1番の中井を初めて右翼でスタメンに送り、攻撃的な布陣を組むも歯が立たなかった。則本には、昨年の日本シリーズでも封じ込まれた。原監督は「年を越えてもなかなか(攻略)できない。何とかしないと。自分の中で考えて、いかに乗り越えていくか」と話した。直球への対応に苦しんだ時点で、昨年の対戦と比較する意味はない。真っ向勝負の相手を砕くことが得意な猛者たち。今を調子の底としたい。【宮下敬至】