<ウエスタン・リーグ:ソフトバンク11-1阪神>◇28日◇雁の巣

 右肩筋疲労で離脱中のソフトバンク摂津正投手(31)が1軍復帰へ向け一発回答した。故障後初の実戦登板。先発し4回を56球。2安打、1死球、3奪三振、1失点だった。

 2回2死一、三塁から一二三の遊撃内野安打で1失点。だが、それ以外のイニングはすべて3人で斬った。「変化球の精度がよかった。思ったより回復が早かった。(肩は)だいぶよくなっている」。直球の最速は142キロをマーク。10日に出場登録選手を抹消された時に感じていた肩のひっかかりもなくなった。

 山内ファーム投手チーフコーチは「キレのいい球が来ていた。心配ない」と話す。摂津は「テレビで試合を見てますが、悔しい気持ちがある。(次は1軍で)いけるんじゃないか」と、早期復帰へ自信を見せた。中6日となる6月4日の巨人戦(ヤフオクドーム)での復帰が有力だ。