<阪神5-7西武>◇28日◇甲子園
虎の中軸が安打ラッシュだ。1番から6番打者までマルチ安打。勝利には届かなかったが、中でも勝負強さをみせたのは、阪神新井貴浩内野手(37)だった。同点での7回2死一、二塁。初球を振り抜いた。西武岡本洋の外角139キロをとらえた。「代打のスタイルは変えていない」。打球は一瞬で三遊間を抜いた。二塁走者今成が生還し飛び跳ねたのを見ると、新井も山脇一塁ベースコーチと手をたたいて喜んだ。
指名打者制が採用される甲子園での交流戦3試合目。スタメン起用されても、代打での意識は忘れていない。5月21日オリックス戦で代打本塁打を放った際にも「後追いになってしまってはダメ。反応できるボールは振らないと」と語っていた。集中力を高め、一時は勝ち越しとなる一打。試合後「また明日」と短い言葉だけだったが、4回の中前適時打、9回の左前安打と合わせ猛打賞の活躍だ。
もう1人、しぶとさを見せたのは今成亮太捕手(26)。同点での8回2死一、三塁で中前に運んだ。「(走者を)かえすしかなかったので。どんな打順でもいろんな状況がある。その場その場で対応したい」。大和の不調による2番起用にも動じない、貴重な適時打だった。
新井、今成の2度の勝ち越し打も、幻の決勝タイムリーとなったが、上位に当たりが続いているのは頼もしい。今日29日を終えれば、次カードはDH制のない敵地での日本ハム戦。今日こそ、打線爆発で連敗だけは避けたいところだ。



