<巨人6-0楽天>◇29日◇東京ドーム
またもや、連勝できなかった。楽天は巨人に力負けで、借金が再び今季最多タイの9になった。打線はちぐはぐな攻撃が続き、5安打無得点に抑えられた。0-2の7回には、先発した辛島航投手(23)がセペダに満塁本塁打を打たれ、勝負あった。4月19日を最後に、連勝が遠い。
コボスタ宮城だったら入らなかった。そんなことを言っても、ただの泣き言になってしまう。0-2の7回2死満塁。辛島が巨人セペダに本塁打を打たれた。大きな放物線で、左翼席の最前列に落とされた。終盤にリードを大きく広げられ、勝負あり。6回まで2失点で踏ん張った努力も、ふいになった。
詰めの甘さが悔やまれる。2死二、三塁で坂本を迎えた。ベンチの指示は敬遠。続くセペダとの勝負を選んだ。そこまで2三振1四球。特に、辛島のチェンジアップに全く合っていなかった。マウンドで佐藤監督代行が「低めの変化球に合ってない」と念を押した。
初球は直球でファウル。2球目、チェンジアップで空を切らせた。だが、3球目、4球目とチェンジアップを続けても、もう手を出してこなかった。カウント2-2となり、捕手の嶋がタイムを要求。辛島のもとに駆け寄り“直球勝負”を確認した。辛島は「(1打席目、2打席目と)ずっとチェンジアップで打ち取っていたので、対応されそうな感じもあった」と、直球を選んだ理由を明かした。だが、内角を狙った直球が真ん中寄りに入った。「甘かったんでしょうね」。そう振り返るしかなかった。
打線も援護できなかった。2度のバント失敗に、3併殺と拙攻続き。2回無死一塁では、カウント1-2で嶋にスリーバントを命じたが、ファウルとなり失敗。佐藤監督代行は「打って併殺になるよりもね。星野監督だったら追い込まれたら打たせていたけど。そういうこともやっていかないと」と説明した。休養中の星野監督とは違う色を出したが、裏目に出た。
前日の勝利後、佐藤監督代行は「連勝するには打ってくれないと」と打線の奮起を期待していた。結局、5安打無得点。ミスも出て、投打に力負けした。連勝がなければ、勢いは出ない。このモヤモヤが、1カ月以上にわたり繰り返されている。負の連鎖を断ち切りたい。【古川真弥】



