<オリックス1-2巨人>◇1日◇京セラドーム大阪

 パ首位を走るオリックスが試練に直面した。初回にいきなりアクシデントが発生する。1死二塁で、糸井嘉男外野手(32)が自打球を顔面に当てた。出血し、一時ベンチに戻り、応急措置。再び打席に立ったが、空振り三振。2回の守備から交代し、神戸市内の病院に直行。下唇を3針縫った。森脇監督は「あれだけ痛みに強い男が、今日の時点ではプレーを続行するのは困難ということだった」と説明した。軽傷は不幸中の幸いだが、首位打者の離脱は痛かった。

 3回の先制機には、代役の川端が空振り三振。結局、得点は6回の押し出し四球による1点だけ。ここ4試合の得点を見ても、0→3→0→1と得点力が低下。開幕から好調だった打線が、タイムリー欠乏症に陥りつつある。指揮官は「忍耐力と反発する力が必要だが、少しずつ不足している」。5回には先頭の阿部に対し、左翼宮崎が打球判断を誤り、二塁打にした。拙攻だけでなく、拙守も加わり接戦を落とした。

 この日は比嘉が左膝痛、マエストリがへんとうの腫れと、中継ぎ陣にも相次いで離脱者が出た。特に比嘉は19試合で防御率0・46と試合中盤で力を発揮していただけに、不安材料になる。「1つも悲観することはない。学んで消化すれば、かなりの力になる」と森脇監督は前向きに話したが、マイナス要素が続いた時に踏ん張れるかどうかが、優勝争いで重要になる。【田口真一郎】