<広島3-10ソフトバンク>◇6日◇マツダスタジアム

 降りしきる雨も影響なかった。ソフトバンク帆足和幸投手(34)が8安打3失点にまとめ、12球団で唯一完投がなかったチームで初の完投勝利をもぎとった。

 3回に大量9点の援護をもらってからはスイスイ。9回も続投を志願し、131球で投げ抜いた。無傷の3勝目。得意の交流戦で白星を積み重ねた。

 「打者の皆さんが取り返してくれたんで、あとは低めに投げようと心がけた。リズムよく投げられた」。自身の完投勝利は西武時代の11年9月9日オリックス戦以来、実に1001日ぶりだ。試合後は先発ローテーションの関係でいったん出場選手登録の抹消が決まったが、今後も頼りになる存在だ。