<西武7-0広島>◇13日◇西武ドーム

 広島は2年ぶりの8連敗を喫した。高卒3年目の戸田が5回2失点と試合を作ったが、2番手中崎が2回5失点と大誤算。さらには松山竜平外野手(28)が6回の右翼守備で左膝を負傷し長期離脱が避けられない状況となった。野村謙二郎監督(47)は「悪いことは重なる」と苦々しい表情だ。

 試合前には石原が右肩痛で登録を抹消された。堂林、一岡に続く主力の離脱を嘆いている暇さえない。松山はメヒアの大飛球にジャンプキャッチを試み、着地した際に左膝をひねった。自力歩行で途中交代し、東京都内の病院へ。「左前十字靱帯(じんたい)損傷」と診断され今日14日に出場選手登録を抹消される。

 「前十字靱帯損傷」は全治に6カ月以上を要するケースが多い。負傷程度の違いはあるが、前半戦絶望はおろか、今季中の復帰も危ぶまれる重傷だ。ここまで打率3割4厘、5本塁打を記録していた男の長期離脱は、あまりに痛い。

 先制の好機だった3回2死一、三塁では遊ゴロで二塁封殺。セーフにもみえたが、アウトの判定に指揮官が猛抗議する場面もあった。勝利の女神にそっぽを向かれ、故障者続出で3位阪神にゲーム差なし。野村監督は「感情をぶつけて何かが変わるわけじゃない。ただ、悔しさは忘れてはいけない」と力を込めた。【佐井陽介】