国指定難病の黄色靱帯(じんたい)骨化症から復帰登板を果たしたソフトバンク大隣憲司投手(29)が、27日オリックス戦(ヤフオクドーム)の先発有力候補に挙がっていることが15日、分かった。20日のシート打撃登板の内容により、待望の先発復帰へゴーサインが出される予定だ。

 想定されるのは後半戦の2カード目で、激しい首位争いを繰り広げる相手との直接対決3戦目。難病を乗り越えた左腕が、先発復帰戦で大事なマウンドを託される可能性が高まった。

 13日の日本ハム戦で8回から4番手として1年1カ月ぶりに1軍登板。1回を3者凡退に抑えた。「今日は復帰であって復活でも何でもない。今後はどうなるか分からないが、先発で戻りたい」と意欲を語っていた。先発調整に向かうため、14日に出場選手登録を抹消された。