兵庫県警の硬式野球部「県警桃太郎」が7月31日、神戸第2でオリックスの2軍チームと対戦した。警察がプロと試合するのは全国で初めて。結果は1-10でプロの力を見せつけられた。それでも3回表にはスクイズで同点に追いつき、球場を沸かせる場面も。高司健司監督(41)は「完全に力負け。点差が開いても諦めず、逆境に負けない力は警察の仕事にも通じるので若い選手に教えたい」と振り返った。県警桃太郎は、野球を通じて心身ともに充実した警察官を育成しようと11年に創部され、部員は約50人。高校や大学の野球経験者ばかりで、非番や休日に合わせて練習をしている。