<巨人2-7広島>◇3日◇東京ドーム

 広島が昨季までのチームメート大竹に集中打を浴びせ、今季2度目の対戦で初めて土をつけた。5回終了時点でわずか1安打。6回1死、1番堂林翔太内野手(22)がフルスイングで大竹の動揺を誘った。カウント2-2から外角高め直球をミート。「大竹さんはやりにくさもやりやすさもない。完璧にやられていた。塁に出る気持ちだった」。バックスクリーン右に10試合ぶりの6号ソロを運び、流れを変えた。

 さらに二塁打と四球で1死一、二塁。4番エルドレッドは内角シュートに詰まりながらも中前に運んだ。「ヒットが出ていなかったけど(マイナスの)感情に縛られないようにしていた」。16打席ぶりの安打は同点打となり、大竹を降板させた。なおも2死一、二塁で6番田中は左腕青木の外角スライダーにこらえ、勝ち越しの右前適時打。7番梵、8番会沢と3者連続適時打を決め、この回6安打2盗塁6得点の逆転劇を完成させた。

 悩める主砲のバットが快音を取り戻し、若鯉勢も伸び伸びプレー。野村監督は「カントリー(E砲)は1本出て、またやってくれると思う。広輔(田中)の1本が一番大きかった」と納得顔だ。引き分けを挟んでの連敗を2で止め、首位巨人とは再び3・5ゲーム差。簡単に首位争いから脱落するつもりはない。【佐井陽介】