<ヤクルト10-3巨人>◇7日◇神宮
ヤクルト山田哲人内野手(22)が偉大な先輩を超えた。2回2死二塁から左中間へ適時二塁打を放ち、シーズン165本目の安打をマーク。古田が持っていた日本人右打者の球団最多164安打を更新した。さらに4回には左翼席へ23号ソロ、8回にも適時二塁打を放って167まで伸ばした。
根っからのヒットマンだ。「ランナーをかえすことより、ヒットを打つことだけを考えている。ホームランももういらない。1日ヒット1本が目標」。それでも長打は多い。36二塁打は両リーグ最多。杉村打撃コーチが感心するのはそこだ。「左の青木(ロイヤルズ)は内野安打が多かった。右で内野安打が少ないのに立派な数字。ホームラン1本よりヒット4本の方がいいって言っているんだ」。
青木はヤクルト時代の10年に首位打者を獲得したとき、内野安打率が21・1%だった。山田はここまで7・1%だ。昨年は得点圏に走者を置くと力んで凡退するケースが多かったが、「今年はどんな場面でも無死走者なしの気持ちでヒットを狙っています」。シーズン200安打も視野に入っており、「打ちたい気持ちはありますけど、まだ高いかな」。控えめだが、安打を打つことに対しては貪欲だ。【矢後洋一】



